お洒落で可愛いだけでない庭小屋の魅力

はじめに

最近、小屋、シェッド(shed)と呼ばれる物置が流行しています。こうした小屋は、見た目にも可愛く、お洒落ですが、小屋の魅力は、見た目だけではありません。

実際の様々な生活のシーンで、しっかり役立っています。小屋といえば、物置、収納という機能に着目されますが、それ以外の魅力をフィトライフの実例から探ってみます。

皆さんが抱える悩みに「小屋」が役立つかもしれません。

庭小屋とは?

小屋は、分類すれば「建築物」であることに間違いがありません。

しかし、私たちは、その小屋を「庭小屋」と呼んでいます。

その意味は、「庭」+「小屋」でなく、「庭に似合う小屋」という意味で使っています。つまり、庭小屋は、建物の仲間として作り始めたものでなく、「庭の仲間(植物を美しく魅せる背景)」として制作しています。

それがフィトライフの庭小屋の特徴だと思います。

庭小屋の役割とその魅力

1.複数の問題を解決する庭小屋(洗濯物を隠すための庭小屋)

複数の問題を解決する庭小屋

この小さな庭小屋は、当初計画にはないものでした。お客様とお話しする中で、「道路から洗濯物が丸見えになるのではないか?」という話題になり、急きょ、袖壁の替わりに制作したものです。

洗濯物を隠すための庭小屋

この庭小屋の奥は、洗濯物干場でもあります。

洗濯物を隠すための庭小屋

庇の上にある三角の積木のようなものは、実は、洗濯物干し掛け。

ポイント

道路からの遮蔽、洗濯物干し台、そして収納。3つの機能がこの庭小屋にはあります。狭い空間を機能的に活用するアイデアから生まれた庭小屋です。

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2.お庭が狭い場合の遮蔽(目隠し)を目的とした庭小屋

庭小屋の高さは、大概2メートル30センチ程度で設計することが多いのです。この高さなら、家庭で必要な大概の遮蔽が可能になります。遮蔽用のフェンスを建てる代わりに、庭小屋を置くというのも実に有効な庭小屋の活用法になります。

お庭が狭い場合の遮蔽(目隠し)を目的とした庭小屋

これは2010年にフィトライフのモデルガーデンとして制作した庭小屋「ANNE」です。このモデルガーデンの敷地は奥行が2メートル30センチ、横幅が5メートル程度しかありません。家のリビングから見た場合、手前に小屋のドアが見えるようなイメージで作りました。また、庭小屋と遮蔽フェンスを一体化することで、フェンスの強度も上がります。

お庭が狭い場合の遮蔽(目隠し)を目的とした庭小屋

ポイント

庭小屋を実は最強の遮蔽フェンスとして考え、設置することで、フェンスの施工費を削減できる可能性が高くなるのです。

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3.物置だけに使うには勿体ない、自分の世界観を詰め込んだ庭小屋

庭小屋を制作する中で、当初、物置としての利用が多いのではないかと考えていました。しかし、実際、お客様のご要望は実に多様なものでした。

庭小屋は、家では実現することのできない「小さな自分の世界観」を実現できる装置でもあります。ここでは、そのような事例を見ていくことにいたします。

大人の秘密基地としての庭小屋

大人の秘密基地としての庭小屋

ご主人の趣味の世界を実現した大きな庭小屋。クーラー、断熱材、サッシを入れた居住性の高い庭小屋です。家の中ではできない「自分のための世界」であり、子ども時代なら誰しもが憧れた「秘密基地」といえるのではないでしょうか。

大人の秘密基地としての庭小屋の外観

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お孫さんの遊び場としての庭小屋「ALICE SHED」

お孫さんの遊び場としての庭小屋の外観

不思議の国のアリスをテーマに、若い御祖父さんと御祖母さんが作られました。

お孫さんの遊び場としての庭小屋の室内

子供たちがいろんなドアから侵入できるように、仕掛けが満載の愉しい小屋になりました。

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美しい収納のための庭小屋

美しい収納のための庭小屋の外観

趣味で集められた世界中の雑貨を収納するための庭小屋です。

美しい収納のための庭小屋の室内

庭をつくる前に小屋を作られ、その小屋に合わせて庭を作りました。まさに、「庭小屋の世界」です

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庭で過ごす時間を楽しむための庭小屋

庭で食事などを楽しむための庭小屋

植物好きのご家族が、朝、植物を見ながら朝食をお食べになるための庭小屋。

そのようなスペースを実現するために制作させて頂いた庭小屋です。植物と一緒に暮らすための装置と言えるかもしれません。

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作業場と収納を兼ね備えた実用的な庭小屋

作業場と収納を兼ね備えた実用的な庭小屋

農具置き場と物置をワンセットした庭小屋。農具置き場は作業スペースとしてもご活用頂けます。

使い勝手の良い実用的な庭小屋ですが、庭のナチュラルな雰囲気に合わせています。

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庭をおしゃれにする庭小屋

庭をおしゃれにする庭小屋

庭のアイポイントして制作した庭小屋です。立水栓や植栽枡と同様の漆喰を使い、庭の一部として同化しています。

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木製自転車置き場として利用する庭小屋

木製自転車置き場として利用する庭小屋

自転車置き場に転用した庭小屋。この庭小屋の機能は「雨に濡れない」ことです。

木製自転車置き場として利用する庭小屋

本格的に作り込むこともできますが、簡単にウッドで囲めば、木製自転車置き場となります。板を外して、ドアを付けたり、漆喰壁や窓を付ければ、小屋へと変身します。屋根と柱がしっかりしていれば、庭小屋は生活の変化に合わせて、作り続けていけるものでもあります。

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ポイント

庭小屋を制作する中で、当初、物置としての利用が多いのではないかと考えていました。しかし、実際、お客様のご要望は実に多様なものでした。

庭小屋は家では実現できない「小さな自分の世界観」を実現できる装置でもあります。また、お一人づつの望む機能・雰囲気や世界観が違うため、正しい庭小屋の定義はありません。

庭小屋は、本当に自分が好きな世界を自分自身で「創造」していく装置だともいえます。

庭小屋のまとめ

庭小屋を使った「暮らし」を少しは想像して頂けたでしょうか?カタチや大きさ、素材、屋根の形状や材質。窓の大きさ、ドアのカタチ。庭小屋は全て自由です。

自分だけの庭小屋が欲しいと思われたら、是非、ご相談ください。また、宝塚市の「あいあいパーク」のモデルガーデンでは、フィトライフの庭小屋を展示中ですので、よろしければそちらも御覧ください。

投稿日:2016/12/06

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