施工:2025年3月
数年前に新築され、お庭でバラを中心に様々な植物を育て愉しまれていました。そうしたなか「リビング前のタイルテラスに遮光性のある屋根と一方採光性のある屋根を作られたい」というご意向を頂きました。また、バラを誘引するミニパーゴラやお隣との遮蔽や棚をご希望くださいました。
リビング前のタイルテラス。ガーデンチェアなども置かれ、植物が美しく繁茂しています。ただ、雨風の影響や遮光性の問題もあり、リフォームを思い立たれました。
お客様のご要望に従い、既存のタイルテラスを活かしながら、掃き出しの前に二つのタイプの屋根を提案しました。大きさも幅も異なる屋根を作ることは簡単そうですが、ビジュアルデザインを統一しながらの作業となります。
施工後の全景
手前の掃き出し窓の部分は採光性のあるポリカ透明屋根。奥のリビング前は遮光性のある屋根となっています。
奥のリビング前。既存のチェアに新たに照明や時計を取り付けました。部屋が暗くなりますが、夏の太陽の遮光性が安定し過ごしやすい場所となりました。
テラス終わりのミニパーゴラと既存アーチの再利用。バラが本当に美しいです。
屋根と一体化して制作したウッドフェンス。柱を減らし移動性を高めています。
ウッドフェンスと一体化された屋根付きの棚。お好きな小物が飾られ。ライトを付けています。
ウッドフェンスに額やアイアン。そしてバラが誘引されてお洒落な雰囲気になっています。
お客様のデザインで創作した方杖(ほおづえ)。面白いデザインでオリジナルな気品を感じます。
施工を終えて
ペイント色、小物などのお客様のセンスの良さがうまく表れた空間になりました。現実的にも庭と家を繋ぐ空間として、庭への距離がぐっと縮まりつつ、過ごしやすい場所となりました。そして、お好きな植物がより一層美しくみえる調和した空間になったと思います。植物のある暮らしを楽しんで頂ければと思います。
投稿日:2025/09/12