施工:2016年6月
バラを支える園芸支柱、遮蔽、そして全体のデザイン。そしてソト仕事を愉しむための「休憩スペースや物置」など、より一層ソト暮らしを愉しむための改良案はないかとご相談頂きました。
駐車場脇のスペース。そこに、大好きなバラと果樹、野菜などを植えられ愉しまれてきました。
道路や駐車場からの遮蔽を兼ねながら、バラゾーンと菜園ゾーンをプランし、休憩所として「庭小屋」をご提案させて頂きました。
リフォーム案(バラゾーン)
リフォーム案(菜園ゾーン)
①美しいバラをより美しく魅せるために、バラの背景を作る
②手入れ管理しやすい構造
③バラゾーンでひとつの世界観を持つこと
④バラゾーンと連動したデザインで菜園ゾーンのデザインを行うことで統一感ある空間
⑤ソトで休憩できることで、長い時間庭を愉しめるようにする
⑥現在あるレンガや植物などの材料を、リサイクルし活用する
⑥は特に重要なことです。建築と庭が異なる点でもあります。建築では基本的に全て「新しい材料」を搬入し工事を行いますが、ガーデンリフォームの場合、今ある植物や石やレンガを再利用することが多くあります。コストダウンにも繋がりますが、庭のリフォームは「リサイクル」が基本です。
鉢や剥き出しのブロックなどを撤去し、空間がひとつになるように配慮いたしました。ミニパーゴラの植えにバラが誘引されていく姿が楽しみです
テーブルやアーチも以前からお使いのものです。
ウッドフェンスが背景に入ることで、バラの美しさもより引き立つと思います
以前からあったレンガを再利用しています。自然石のボーダーとゆるやかに曲がる土に見える通路
新しく入れたアンティークレンガの小路。赤レンガに比べコストの嵩む材料ですが、ワンポイントで使用し、効果的に入れます
少し塗壁やウッド壁があります。家のリビングから出て来れます。弊社の庭小屋は、壁をつけたい場所にだけつける完全オーダーフリーな設計なのでご自分のご都合に合わせて作ることができます。
小物で飾られた小屋の内部
バラ以外の花も一杯植えられています
道路からの様子。庭で作業されていても、周囲があまり気にならなくなられたと思います
固定概念での庭ではなく「家の外で何を楽しみたいか」を考えることで、外の空間がより自分らしい世界に変わります。また、ガーデンリフォームの場合、今ある植物や石やレンガを再利用することが多く、「リサイクル」が基本になります。
投稿日:2017/09/20