施工:2021年03月
リビング前のウッドデッキの痛みが激しく、その補修をきっかけに、テラスハウスの施工を依頼していただきました。リビングが暗くならないように、屋根や窓はガラス張りにし、開口部は虫などが入らないように網戸を設置することを目標に「ウッド・テラスハウス」を施工することになりました。
ウッドデッキの痛みが激しく危険な状態でした。また、写真左側にブロック塀が立ち上がり、スペースを有効に使えていませんでした。また、2階ベランダの軒が1メートルくらい張り出しており屋根をかけるスペースに制限がありました。
画面左側にブロック塀が突き出しており、お庭部分が狭くなっています。また、土地の形が異形のため、造作物を作りにくく、つまり直線を描きにくい点など施工上の問題点が多く存在しました。
ゴミ置き場を少し遮蔽する袖壁の設置と、石を貼ったデザインでアプローチさせていただきました。また、玄関先にグリーンスペースを作りました。
玄関側から見た写真です。既存のウッドのスクリーンとマッチして一体感が出ており、勝手口からもデッキで繋がっているため、広いユーティリティスペースとして活用できます
ウッドデッキを大きく拡張し、植栽スペースもデッキ内に取り込んでいます。
開口部の網戸です。特別に作っていただきました。これで虫の侵入を防ぎます。
網戸はレールで開閉できます。写真は解放した形です。
ウッドの桟に嵌められたガラス屋根。
奥からの写真。広い空間で、もう一部屋できたような感じです。
デッキ上ですが、室内のような雰囲気です。正面にも大きなガラスがはめ込んでいます。段差のあったブッロクは一部壊し、ベンチのように再活用しています。
リビングからの写真。家の外にもう一部屋という感じです。リビングが随分と大きくなったような錯覚も感じます。
コーナーの様子です。
既存の2階ベランダの樋をかわしています。小さく細かい施工が必要でした。
既存の室外機をカバーし、デスクのようにしました。当然室外機の取り外しに対応するため、カバーは取り外せます。
外から見た様子。木があって、室内はほとんど見えません。
テラスハウスの仕様
サイズ | テラス部分 寸法:4000mm × 2500mm 高さ:2800mm |
屋根 | ガラス |
外装 | ガラス+鎧ばり |
内装 | 化粧ばり |
床 | ウッドデッキ |
天井 | ガラス |
窓 | ガラス+網戸 |
窓 | 3箇所(開閉タイプ2箇所 FIXタイプ 1箇所) |
ドア | なし |
特記事項 | ウッドデッキ部分 全長6000 |
施工を終えて
施工上の問題点が多く存在しましたが、リビングからもウッドデッキで繋がったユーティリティスペースが生まれました。
投稿日:2024/06/24