施工:2015年11月
山際にある、広く公園のように整備されたお庭の一角に、居住性の高い庭小屋を制作しました。
・森のような庭で、子供たちのための英語教室を開きたい。
英語教室として使用されるため、年間を通じた居住性が必要となります。そのため、クーラーの使用、断熱材の必要性など、通常の庭小屋と違う「住み心地」が求められます。
庭の中にある特性を生かし、良い季節には、庭と一体となれるよう4連の全開できるサッシや外で遊んだ後の手洗いシンクなど設計させて頂きました。
庭の一角にある石張りのテラスとパーゴラ。この古くなったパーゴラを取り外し、テラスを利用して、庭小屋教室を作ります
4連サッシの前は、ウッドデッキで庭と繋ぎました。壁をふかした玄関とオリジナルで制作する丸いドア。モザイクタイルのシンクなどをご提案しました。
白いイタリア漆喰壁と茶色い屋根、ウッドデッキと一体化したパーゴラ。
ご要望の「森のような」雰囲気にするため、元からの木々との一体感を大切にしました。
ふかした壁には石をはめ込んでします。元からの鉢置き場には階段を制作。
玄関先のシンクは取りやめ、告知などができる掲示板兼棚を作りました。
お客様に支給して頂いたカラフルなライト。ハメゴロシの窓には内側からお客様のステンドガラスを入れています。
玄関から覗く室内の様子。
「住み心地」が求められるため、通常の庭小屋では使用することの少ない断熱材等を使用しました。
世界地図がいかにも教室という感じがしますね。
部屋隅のライトはマリンライト。
作ったニッチの棚を室内に作りました。
今後の庭小屋の可能性を実感できる事例となりました。庭小屋は、工法の工夫を重ねる事で、様々な有効利用方法が考えられます。
子供たちが、庭と教室を行き来しながら、楽しそうに英語の歌が聞こえてきそうでした。
投稿日:2016/09/24