施工:2015年05月
前庭の施工させて頂いて2年。懸案の2メートルの高低差の斜面を庭として有効活用するつくりをご依頼をいただきました。
2M程度の高低差がありました。
・南側の斜面を「使えるような庭」にしたい
本来、フラットにすることが最も「使う」上では効果的ですが、2M程度の高低差を解消するには、擁壁を立ち上げる必要があります。
そのためには、莫大な費用が必要なため、「斜面を愉しむ」をコンセプトに三階建の庭を設計しました。
すべての部分は施工できませんでしたが、まずは斜面を登れるアプローチ作りを行いました。
庭入口にはガーデンゲートを設置しました。
ゲートくぐると小路が広がります。途中には土留めを兼ねた水栓を設けました。
1階から2階へは、レンガの階段で移動します。
小路と土留めの間に小さな植物たち。
反対側からの階段と小路の眺めです。
2階のガーデンドアを超えると芝生の平地が待っています。
広いデッキスペースで、ホームパティーやバーベキューを十分に楽しめます。
やはり手洗い用のシンクがあれば便利です。
一見マイナス要素の斜面を愉しむ空間へ。「見下ろす楽しさ」「見上げる楽しさ」など、登りながら次々に変わる風景。まるで物語のような庭ができました。
投稿日:2019/09/27