施工:2021年06月
一般の住宅として広い敷地のご自宅です。元は広大な敷地に本格的な日本庭園を造営されていた様子で、石組や灯籠 沓脱石、飛び石などが残されており、また、100本近い樹木の伐採後の根もありました。これらを全て撤去し、重機が入らないため、これら全てを撤去し、更地にするには膨大なコストが必要なため、お客様と話し合いながら、暮らしに合わせた庭へリフォームして行きました。
施工前の表庭
施工前の表庭
施工前の裏庭
表庭、裏庭ともに広い敷地で、全面に草が蔓延り、また、石や切り株が多数存在するため、庭作り前の整理をまず主目的に致しました。全てを撤去せず、残しても問題のない部分は残し、草などの困った部分は撤去。取捨選択を行いながらの工事です。
表庭は、一部残った日本庭園の部材を使い和庭風にしながら、ご家族の希望で全面芝生となりました。
裏庭はご家族で使われるプライベートガーデンとして、大きなタイルテラスを設置することによって、草が生える面積を減らすとともにお庭で楽しんでいただけるスペースとして提案致しました。
日本庭園だった部材を一部残しながらも全面に芝生貼りです。
お子様やペットが遊ぶスペースです。
元の石を使って、日本庭園風のスペースを一部再現しています。全てを捨てなくても、作りかえることができるのが、庭作りの魅力の一つでもあります。
タイルテラスを作り、管理する面積を減らしました。また、植栽スペースをタイルの高さとほぼ一緒に作り、樹木とタイルの一体感があるように施工致しました。
ライトもガーデン灯とスポットを使い、夜でもテラスを使っていただけるように致しました。アオダモを植えてあります。
施工を終えて
庭のリフォームは、「現在」の家族の暮らしに合わせ、尚且つ管理のし易さを考えながらデザインしていきます。その際、全てを捨てなくても、作りかえることができるのが、庭の特徴の一つです。
投稿日:2021/06/01