施工:2022年06月
家の裏側にあたる急斜面の外構です。高さ約120センチ程度の土留ブロックが4段。段々上になっており、そこに植栽をされています。一方、除草や樹木の手入れの大変さと、歩行する困難さがあり、手入れがしやすく、家に似合うデザインを依頼されました。確かに急斜面であり、段状の各パートへ向かうことは困難でした。
そこで、防草対策、各段へのアクセスの向上、デザインの一新という三つのテーマでリフォームさせていただくことになりました。
1. アクセスの向上
2. 防草など手入れの簡易さ
3. デザインの一新
前面道路は急坂であり、また、斜面も6メートル程度の高低差があります。現在の外構を全て撤去するのではなく、現在のカタチを残しながら、再デザインする必要がありました。特に各パートへのアクセスを確保する必要があります。現状も階段を設置されていましたが、一部、アクセスが悪いところもあり、改善する必要がありました。
ご提案では、植物を最小限にし、各段のデザインに特徴を持たせることで、全体をデザインいたしました。また、内部には歩きやすい通路や階段を新設し、お手入れしていただけるようにしています。また、枝垂れ桜を上部に植え、高低差を楽しんでいただけるように致しました。
1段目と2段目をやや曲線のある形に補正し、3段目に石を貼りアクセントにしました。
1段目:既存のフェンスを取り、ウッドの柱を立てています。
3段目:デザインアクセントとして石張りにしています。以前植栽されていた部分は通路として固めています。
土であった部分は石を貼り、安定して歩けるように工夫しました。また、階段を新設しどの段にも歩いて行けるようにいたしました。
裏口周りは、色を変え、コッツウォルトの石を貼り付け、印象的なデザインにいたしました。
費用概算
土留ブロック、スクリーン柱、土土間、植栽、壁石はり、左官、笠木:
180万円
施工を終えて
既存の外構を活かしながら、安全性の確保とアクセスしやすさ、防草対策を行いながら、イメージを一新することができたと思います。
投稿日:2022/10/25